あらすじ

明治、大正、昭和……

激動する時代の波と闘いながら

日本の近代化を推し進めた二人の男

人を思いやる気持ち、日本を思いやる志が

絆となり信頼を深め、

次々と大事業を成功させていった。

利益は惜しみなく国への献金や

慈善事業に注ぎ、貧しい患者からは

治療費をとらない三井慈善病院をも開院させた。

振り返れば三井の道……

しかし昭和の初期、不況が

命を狙う過激な思想集団を生んだ。

銃声!

三井八郎右衛門高棟 肖像写真
三井文庫 蔵

三井八郎右衞門高棟

三井が最も繁栄した時代を生きた総領家当主

(1857年〜1948年)

団 琢磨 肖像写真
三井文庫 蔵

団 琢磨

地域と國の100年後を見据えた企業人

(1858年〜1932年)

宗 竺(三井八郎右衛門高平) 肖像画
三井文庫 蔵

宗 竺(三井八郎右門高平)

富豪三井家の始祖高利の長男。

家訓「宗竺(そうちく)遺書」を制定。

同族をまとめ、三井家の基盤をかためた。

(1653年〜1737年)

越後屋正月風景図 三井文庫 蔵